クレモナの町での生活ミラノ・マルペンサ空港からタクシーで2時間(JALの直行便だと その日の内につける電車が無い)。ドゥオモとトラッツォを中心に 半径徒歩10分で歩けてしまう、煉瓦作りの古い町並みの残る小さな田舎町・・・中心地よりほんの少し外れたところにアパート住まい。 勉強させてもらった工房も、買い物をするスーパーから、中心地の ドゥオモに博物館、トリエンナーレの会場も徒歩5分くらいの 範囲で用が済んでしまう。 |
朝は6:30からガランゴロンと鳴り響く。その後もあっちこっちに 教会があるものだから、時間差攻撃で朝寝坊ができるまでに 2週間がかかった。工房は8:30から。朝食は部屋で、ジュースに パン、野菜、チーズなど買ってきたもので適当にすます。
毎朝、工房に通う道。
すぐ左の門をくぐっていくと工房。
先にはトラッツィオ(町のシンボルの塔)がみえるお気に入りの景色。
この手前に、仕事の合間に作業を止めて一息入れにCaffeを飲みに行くBarがある。
Maestro. Alessandro Tossaniの工房で作業中。
作業部屋は天井も高く広くて、Narrosという弓製作家
と共同で使用しており、ほか広間、試奏室に機械室など広い敷地。
大体が薄暗くしています。ワークベンチは立って仕事をする高さ。
椅子も高めです。
MaestroのHPです↓
LIUTERIA D'AUTORE di Alessandro Tossani - CREMONA
→市立博物館・ストラディバリアーノ博物館
常設のバイオリン資料があるが、この時期は特別展
としてロイヤルアカデミー所有の名器がずらりと並んでいた。朝開場と同じに
師匠と一緒に見て回ったが、観光客もどしどし来るのであまり
静かに見ていられなかった。残念ながら撮影は禁止、でも観光客は
ストロボたいたりして係員に注意されてました。
↓「ぽんきえり」。町の劇場で昔のえらい人の名前からついている。
小さいながらも装飾といい豪華な作りで、この日はロイヤルアカデミー
によるコレクションバイオリンばかりの演奏会。ストラド、アマティばかりで
構成され、コントラバスはガスパロ・ダ・サロ。選曲があまり
好きじゃなかったけど、大変良い演奏会でした。なんと、入場無料!
日本じゃ高い金払って聞きに行かなきゃいけないんだろうな。文化意識の
違いですね。
モラッシーの工房。クレモナには88くらいの工房が点在してますが、 町を歩けばそこかしこに見つけることができます。ここモラッシーさんの 工房は中心地ストラディバリ広場のすぐ傍にあり、ミーハーなバイオリン好きが よく訪れて記念撮影をしていくそうです。 でも、気さくに話をしてくれる良いおじいさんです。 ぼくは、ここで表板材を購入。隣には立派なオフィスが。
お世話になった坂本氏のお店。イタリア人と共同経営の楽器屋で 材料をここで購入。なかなかイタリアのお店はディスプレイの センスが良い。
町中が煉瓦作りできれいな漆喰を施したきれいな町。治安は大変良いほう。
店は大半が昼過ぎから3時までお昼休み。夜は8時くらいまで営業している。
でも夜中までありているのはレンタルCDのお店と飲み屋、中華屋くらい。
上はちょっと高級なカフェテリア。下はジェラートも置いているBar。
店にならんでいるパスタ(小さいケーキやらお菓子など総じてそう言っている)など
がおいしそう。
こっちの人は、朝仕事前に、ご飯あとに、仕事中に10分おしゃべりするのに、
すぐバールBarにカフェを一杯飲みに行ってしまいます。
エスプレッソが1杯1Euroしないので
安いから気軽に入ってしまうようです。
ほとんどの人が砂糖をざーっといれて、
かき混ぜながら、さっとすぐ飲んでしまいます。
飲むのが早い。始め日本でコーヒーを飲むペースでいると、現地の人と一緒だと
「マサ!遅いぜ!」といった感じで一人自分が取り残される時もありました。
安い買い物をするならやはり市場(Mercato)。ドゥオモのまわりで、チーズや肉、果物やら 衣類、雑貨、100円均一ならぬ1Euro均一とかまであったりする。 僕は、ついた次の土曜の朝、とりあえず生活に必要な食器やら、夜から朝方に冷えるので、掛け布団に ダウンジャケットを買った。
到着して早速の買出しは水と朝食のパン。
水はミネラルウォーターでないと飲めないまずさ。
写真は、日曜は学食がやってないので、スーパーで買ってきてパスタなどで自炊。
食材などはイメージ的に日本の半額くらいかな。水は1,5Lで0.60Euro。ビールは大瓶が1Euroくらい。
スパゲッティとかは500gで0.70Euroといった安さ。
なべは借り物・・・これから徐々に生活用品が増えてしまうのかな。
左の写真は地元の人で賑わうパン屋。友達も良く買ってます。
朝食以外に、11時のおやつに買っていくようです。
土曜の午後と日曜には皆様、そんなにお洒落してどこ行くのか知りませんが、
街でそぞろ歩いて、Barでおしゃべりしたり、
骨董市場をのぞいたり、ウィンドウショッピングしたり、とにかくぶらぶらするようです。
というわけで週末は休日を楽しむべく、街は賑わいます。